御不服ごふふく)” の例文
此の上の事はありませんし、誠に当地へ参っても心丈夫なりかつ何事もお兄様あにいさまのお言葉は背かん心底でござるから、何うか御不服ごふふくでもございましょうが、何が斯うすれば御意に入るとか
言はつて下すつた物の先樣でもお一人子御兩親の御不服ごふふくなのは、あたり前だわね、ちいつともうらむ事は無ねえ兼、よし折枝をりえさんがゆかぬにした所がどうでよそからおもらひ遊ばすのだ物
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)