“徙”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うつ93.8%
のぼ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
錦橋は宝暦十二年に広島にうつり、安永六年に大坂に徙り、寛政四年に京都に上り、八年に徳川家斉いへなりの聘を受け、九年に江戸に入つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
虚栄の念また盛んで馬具で美麗を誇る、故にスペインで不従順な馬を懲らすに荘厳なる頭飾と鈴を取り上げ他の馬にうつし付けると。
人心観想の黙移実に驚くべきかな。近体新声の耳目にならはざるを以て、倉皇視聴をおほはむとする人々よ、詩天の星の宿はのぼりぬ、心せよ。
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)