“徂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
75.0%
12.5%
ゆく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
麓の前橋あたりに春がくと赤城の裾は下の方から、一日ごとに上の方へ、少しばかりずつ、淡緑の彩が拡がってゆく。
わが童心 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
余は此母子がきになった。明治三十四年中、ゴルドン将軍伝を書く時、余はゴルドンをえがく其原稿紙上に乃木将軍の面影おもかげがちらり/\とったりたりするを禁じ得なかった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ゆくはるや鳥が巣かける駐在所
普羅句集 (新字旧仮名) / 前田普羅(著)