トップ
>
彩色
>
いろ
ふりがな文庫
“
彩色
(
いろ
)” の例文
冬ですら
彩色
(
いろ
)
絵葉書で見た通りの色彩に富んで居るのだから、夏の湖畔は
何
(
ど
)
れ
丈
(
だけ
)
豊麗な風致に満ちるのだか知れないと思つた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
爺が身をかわすまに、抱えていた
簿冊
(
ぼさつ
)
のあいだから、すばやい子供の手が、チラと
彩色
(
いろ
)
の見えた
検見
(
けみ
)
絵図の一帖をさっと抜きとって、もう下でひろげだしていた。
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
固より
壊空
(
ゑくう
)
の理を
諦
(
たい
)
して意欲の
火炎
(
ほのほ
)
を胸に揚げらるゝこともなく、
涅槃
(
ねはん
)
の真を
会
(
ゑ
)
して執着の
彩色
(
いろ
)
に心を染まさるゝことも無ければ、堂塔を興し伽藍を立てんと望まれしにもあらざれど
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
もとより
壊空
(
えくう
)
の理を
諦
(
たい
)
して意欲の
火炎
(
ほのお
)
を胸に揚げらるることもなく、
涅槃
(
ねはん
)
の真を
会
(
え
)
して
執着
(
しゅうじゃく
)
の
彩色
(
いろ
)
に心を染まさるることもなければ、堂塔を
興
(
おこ
)
し
伽藍
(
がらん
)
を立てんと望まれしにもあらざれど
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“彩色”の意味
《名詞》
彩 色(さいしき、さいしょく)
色を付けること。
(出典:Wiktionary)
彩
常用漢字
中学
部首:⼺
11画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“彩色”で始まる語句
彩色硝子
彩色摺
彩色画
彩色絵
彩色板刻
彩色中
彩色圖
彩色石版