)” の例文
旧字:
人徒らに目を以て有字の書を読む、故に字にかぎられて、通透することを得ず。さに心を以て無字の書を読むべし。乃ちあきらかに自得あり。
洪川禅師のことども (新字新仮名) / 鈴木大拙(著)
また竹は勢よく割れるものであるから人間たるものの気性もさにそうあるべきものだとそれに比較せられます。
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
基督を奉ずるものゝさに専念祈欲すべきもの、けだしこの美、この真の境なるべし。
各人心宮内の秘宮 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
九月九日汝南ニサニ大災厄アルベシ、急ギ家人ヲシテ嚢ヲ縫ハシメ、茱萸ヲ盛テ臂上ニ繋ケ山ニ登リテ菊花酒ヲ飲メバ此禍消スベシト、景ハ言ノ如ク家ヲ挙テ山ニ登レリ
植物記 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)