弟橘媛おとたちばなひめ)” の例文
昔、弟橘媛おとたちばなひめ日本武尊やまとたけるのみことのために、おん身を犠牲にあそばしたように、燁代は、昭和遊撃隊の身がわりになって、死にとうございます。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
わが邦の弟橘媛おとたちばなひめ古英国のギリアズンなど最愛の夫を救わんと海に入ったすら多く、仏書に風波を静めんとて命よりも尊んだ仏舎利や経文を沈めた譚も少なからず
そのとき命がおつれになっていたお召使めしつかい弟橘媛おとたちばなひめ
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
『日本紀』七に日本武尊東征の帰途、つねに水死した弟橘媛おとたちばなひめを忍びたもう。故に碓氷嶺うすひねに登りて東南を望み三たび歎じて吾妻あずまはやといった。爾来東国を吾妻の国というと見える。
『日本紀』に日本武尊東夷を平らげて碓日坂うすひさかに到り、前日自身に代って水死した弟橘媛おとたちばなひめを追懐して東南を望み、吾嬬あずまはや、と三たび嘆じた。それから東国をアズマと呼ぶとある。