“延宝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
えんぽう70.0%
えんはう20.0%
えんぱう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
西鶴は俳諧師で、三十八の歳延宝えんぽう八年の頃、一日に四千句詠じたことがある。貞享じょうきょう元年に二万三千五百句を一日一夜のうちによんだ。
明治十年前後 (新字新仮名) / 淡島寒月(著)
はじめ宗房むねふさといへり、季吟翁の句集くしふのものにも宗房とあり。延宝えんはうのすゑはじめて江戸に来り杉風さんふうが家による、(小田原町鯉屋藤左ヱ門)剃髪ていはつして素宣そせんといへり、桃青たうせいのちの名なり。
正保しやうはう元年に生れた芭蕉は寛文、延宝えんぱう天和てんな貞享ぢやうきやうを経、元禄七年に長逝した。すると芭蕉の一生は怪談小説の流行の中に終始したものと云はなければならぬ。
芭蕉雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)