幸衛門こうえもん)” の例文
『それは結構だ。時に吉さん女房にょうぼを持つ気はないかね』と、突然だしぬけにおかしな事を言い出されて吉次はあきれ、茶店の主人あるじ幸衛門こうえもんの顔をのぞくようにして見るに戯談じょうだんとも思われぬところあり。
置土産 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)