“并州”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいしゅう83.3%
へいしう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曹操は、降を容れ、韓珩かんこうを鎮北将軍に任じて、さらに、并州へいしゅう面の戦況を案じ、みずから大兵を率いて、楽進、李典などの加勢におもむいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから程なく、西涼の太守馬騰ばとうと、并州へいしゅう刺史しし韓遂かんすいのふたりは、十余万の大軍をあわせて、「朝廟ちょうびょうの賊を掃討せん」と号して長安へ押しよせて来た。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「お竹倉」は勿論その頃にはいかめしい陸軍被服廠や両国駅に変つてゐた。けれども震災後の今日こんにちを思へば、——「かへつて并州へいしうを望めばこれ故郷」
本所両国 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)