并州へいしゅう)” の例文
曹操は、降を容れ、韓珩かんこうを鎮北将軍に任じて、さらに、并州へいしゅう面の戦況を案じ、みずから大兵を率いて、楽進、李典などの加勢におもむいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それから程なく、西涼の太守馬騰ばとうと、并州へいしゅう刺史しし韓遂かんすいのふたりは、十余万の大軍をあわせて、「朝廟ちょうびょうの賊を掃討せん」と号して長安へ押しよせて来た。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃、并州へいしゅうの丁原、河内かだいの太守王匡おうきょう、東郡の喬瑁きょうぼうなどと諸将がおくればせに先の詔書に依って上洛して来たが、董卓軍の有様を見て皆、なすことを知らなかった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冀州、青州、并州へいしゅう、幽州、など河北の大軍五十万は官渡かんと(河南省・開封附近)の戦場へ殺到した。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荊州けいしゅう劉表りゅうひょう、河北の袁紹えんしょうとむすび、五十万の軍勢をおこす。また西涼の馬騰ばとう并州へいしゅう韓遂かんすい徐州じょしゅう玄徳げんとくなんども、各地から心をあわせて一せいに起ち、その兵七十万と聞えわたる。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
冀州きしゅう、青州、幽州、并州へいしゅうの四州をあわせて領さるべし——と云い送った。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、青州、幽州、并州へいしゅうの軍馬は、諸道から黎陽れいようへ出て、防戦に努めた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
并州へいしゅうの刺史丁原ていげんである。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)