“帳付”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうづけ50.0%
ちょうつけ33.3%
ちやうつけ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二十の年まで岡使おかづかい帳付ちょうづけをやり、阿媽マカオではポルトガル語を、呂宋ではイスパニヤ語を聞きおぼえこみ、片言で言葉が通じるようになったところで副財ふうさいにひきあげられた。
呂宋の壺 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
問屋の帳場が揚荷の帳付ちょうつけ。小買人が駆廻る、仲買が声をらす。一方では競売せりが始まっていると思うと、こちらでは荷主と問屋が手をめる。雑然、紛然、見る眼を驚かす殷賑いんしん
然るに高い学費を何年もつかひ込んだ商業学者先生達は会社か銀行の帳付ちやうつけにでもなると直ぐ実業家を気取つて、ごく愚劣な奴は安芸妓にはまり込んで無けなしの金を入上げる
青年実業家 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)