“市日”の読み方と例文
読み方割合
いちび100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北京の魅力は市日いちびにも現れて、一定の日ににぎやかな市が立ちますが、なかで有名な竜福寺の市の如きは、雑器の大展観たる趣きを呈します。
北支の民芸(放送講演) (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
毎月一と五の日はA町の市日いちびで、近郷から種々の産物を売りに来たり買ひに来たりするので非常に賑かである。
厄年 (新字旧仮名) / 加能作次郎(著)
信州南安曇あずみでは新田しんでんの市、北安曇では千国ちくにの市などに、暮の市日いちびに限って山姥が買物に出るという話があった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)