“市名”の読み方と例文
読み方割合
いちな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よく何市、何市とあるが、あれも市名いちなといって、盲人の位の一つで、一番下である。しかし何といっても一番よいのは撿挍であって、昔は撿挍になるには千両の金を納めなければならなかった。
昔の盲人と外国の盲人 (新字新仮名) / 宮城道雄(著)
右の小僧按摩を——小一こいちと申したでござりますが、本名で、まだ市名いちなでも、斎号でもござりません、……見た処が余りちっこいので、お客様方には十六と申す事に、師匠も言いきけてはありますし
怨霊借用 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)