“已前”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぜん60.0%
あと20.0%
まへ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それならばわしと一緒に江戸まできなさるがわしは江戸には別に便たよる処もないが、谷中の南泉寺へ寄って已前いぜん共に行脚あんぎゃをした玄道げんどうという和尚がおるから、それでも尋ねたいと思う
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
四年已前あと死去なくなりまして、子供もなし、寡婦暮やもめぐらしで、只今はお屋敷やお寺方の仕事をいたして居りますので、お召縮緬めしちりめん半纒はんてんなどを着まして、芝居などへまいりますと
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ちつとばかり西洋医せいやうい真似事まねごともいたしますが、矢張やはり大殿おほとの御隠居様杯ごいんきよさまなどは、水薬みづぐすりいやだとおつしやるから、已前まへ煎薬せんやくげるので、相変あひかはらずお出入でいりいたしてる、ところ這囘このたび多分たぶんのお手当てあてあづか
八百屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)