“巧手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かうしゆ25.0%
じやうず25.0%
じょうず25.0%
たくみ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二、里見さとみ君の「蚊遣かやり」もまた十月小説中の白眉はくびなり。唯いささ末段まつだんに至つて落筆匇匇そうそううらみあらん。他は人情的か何か知らねど、不相変あひかはらず巧手かうしゆの名にそむかずと言ふべし。
病牀雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
子供といふものは妙な直覺があつて、巧手じやうず下拙へたより何より、そのものの眞髓に觸れることがあるもので、成人の思ひつかないものをピンと掴むものだ。
「郭子儀」異変 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
ことには角力が巧手じょうずで、愛敬があり、実に自力のある処の関取だから、今に日の下開山かいざん横綱の許しを取るのはあの関取ばかりだといって居ます
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
たくみは何よりそれがよい。それでは、お園の旧夫おつととやらを、お前が巧手たくみに取込んで。お園を
したゆく水 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)