“巧言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうげん62.5%
かうげん12.5%
じょうず12.5%
カウゲン12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言語を鄭重ていちょうにしたり温和にすれば、すぐに巧言こうげんと解し、威儀をもって語れば令色れいしょくと曲解し、すぐにすくないかなじんと結論をくだす。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
なし在所ざいしよより遙々はる/″\便たより來りし弟十兵衞を芝札の辻に於て殺害し年貢ねんぐ未進みしんに血のなみだにて娘文を苦界くがいへ沈めし身の代金をうばひ取て其罪を浪人藤崎道十郎に巧言かうげんを以ておはせ又妹お富を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「お巧言じょうずばっかり。」
鷭狩 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
左候ササフラフトテ、無理非法ノ儀ヲ思ヒナガラ、巧言カウゲン申シ出ヅカラズ候。(中略)トニモ角ニモ、我々ヲ崇敬シテ、影後カゲウシロニテモ、アダニ思フベカラズ候。我々アル方ヘハ、足ヲモササゲル心モチ肝要ニ候。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)