“小瀟洒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こざっぱり66.7%
こざつぱり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と約束して、これから森松は借物の羽織で小瀟洒こざっぱりした姿なりをして出掛けてき、立花屋の門口から
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「おかなさんが、こんな処によくいられたもんだ」お島は不思議に思ったが、それでも女のいるところは、小瀟洒こざっぱりした格子造の家であった。家のなかには、東京風の箪笥たんすや長火鉢もきちんとしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
今日阪神電車に乗ると、私の前にとしの頃は四十恰好の職人風らしい男が腰をかけてゐた。木綿物もめんものだが小瀟洒こざつぱりした身装みなりをしてゐるのにメリヤスの襦袢シヤツのみは垢染あかじんで薄汚かつた。