“寿言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ヨゴト50.0%
よごと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日嗣ぎの皇子ミコが、日の皇子(天子様)におなりなされると、天子様としての仰せ言が下る。すると、群臣は天子様に対して、寿言ヨゴトを申し上げる。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
だから、天子様が伊勢の大神に申される御言葉は、元来寿言ヨゴトの性質のものである。だが、延喜式では、前者も後者も等しく、祝詞と称して居る。
大嘗祭の本義 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この年詩壇の耆宿きしゅく菊池五山が八十歳の春を迎えたので、枕山を始めとして江戸の詩人はいずれも寿言よごとを賦してこれを賀している。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)