“対幅”の読み方と例文
読み方割合
ついふく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異郷で迎えた正月も数ある中でどうしてこの武雄温泉とナポリと二つの正月が割合に鮮明な絵となって、そうして対幅ついふくのようになって残っているのか。
二つの正月 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
此の絵と対幅ついふくを成して、同じ箱の中に入れてある他の一幅は、公の夫人の像である。どちらにも落款らっかんはないけれども、同一の畫家がほゞ同じ時に描いたものと推定して間違いはあるまい。