“対島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つしま75.0%
たじま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
または徳川の御手みてに属しけるみぎり甚太郎幼稚にして孤児となるを憐れみ、祖父高坂対島つしま甚太郎を具して摂州芥川に遁がれ閑居せし節、日本回国して宮本武蔵この家に止宿とまる。
三甚内 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
対島つしま沖で日露海戦が行はれ、敗残艦の一部が日本海沿岸のこの地方の沖合までのがれて来て沈没したのは十年ほど前のことである。乗員は白旗を掲げてボートに分乗し、沿岸の砂浜に着いた。
医師高間房一氏 (新字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
伊豆にも田方たがた対島たじま町大字八幡野やはたのは岡と浜との二つの部落に分れ、その間七町ばかりを隔て二村のごとしと『伊豆志』巻三に見えている。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
同郡対島たじま村大字八幡野やはたのも岡と浜との二部落に分れているのを同じ書には相隔つること七町ばかりにして二村のごとしとある。
地名の研究 (新字新仮名) / 柳田国男(著)