“寵妃”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちょうひ75.0%
ちょうき16.7%
クルチザン8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御所の女性にょしょう——しかも上皇の寵妃ちょうひであるつぼねが、人目をしのんで、この山庵さんあんへ来たということだけでも、重大な問題だ、事件である。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
青年の優美な姿は、上皇に息子の母、故建春門院のありし日を偲ばせた。涙にくれた法皇は、この暁、二人の人にあったのである。その一人はわが子であり、他の一人は、かつての寵妃ちょうきである。
そうして、ポローニアスの死骸を引き摺ったハムレットが、下手に退場してしまうと、「ハムレットの寵妃クルチザン」第三幕第四場が終るのである。
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)