“密生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
40.0%
みっせい40.0%
みつせい20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なぎさから二間と隔たらない所、大きなタマナ樹の茂みの下、濃い茄子なす色の影の中で私は昼寝をしていたのである。頭上の枝葉はぎっしりと密生んでいて、葉洩日もほとんど落ちて来ない。
この草が群をなして密生みっせいしている所では、草の表面にその白花が緑色の葉を背景に点々とたくさんに咲いていて、すこぶるおもむきがある。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
勘次かんじ村落むら臺地だいちであるのと鬼怒川きぬがは土手どてしの密生みつせいしたちからもつわづかながら崩壤ほうくわいするつちめたので損害そんがいかるんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)