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寂滅為楽
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じゃくめついらく
ふりがな文庫
“
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)” の例文
旧字:
寂滅爲樂
あの「いろは」歌でいえば、「あさきゆめみじ、ゑひもせず」という最後の一句は、「
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
」という「
涅槃
(
ねはん
)
の世界」をいったものです。
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
「いや、主観的にさ。何も彼もなくなってしまえば、実際
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
。坊主は流石に専門家だ。うまいところを捉えている。羨ましい境地じゃないか?」
ガラマサどん
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
しかもその地獄から解脱するには、
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
の
涅槃
(
ねはん
)
に入るより仕方がないのだ。
南無阿弥陀仏
(
なむあみだぶつ
)
、南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏と、何遍唱えたところでピリヨードがない。
老年と人生
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
夕べあしたの鐘の声、
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
とひびけども……
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
後夜の鐘をつく時は、
是生滅法
(
ぜしょうめっぽう
)
と響くなり。
晨朝
(
じんじょう
)
は
生滅滅已
(
しょうめつめつい
)
、
入相
(
いりあい
)
は
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
と響くなり。聞いて驚く人もなし。われも後生の雲はれて、
真如
(
しんにょ
)
の月を
眺
(
なが
)
めあかさん
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
▼ もっと見る
「寂滅を以て楽となす」すなわち
寂滅為楽
(
じゃくめついらく
)
などというといかにも静かに死んでゆくこと、すなわち「
往生
(
おうじょう
)
する」ことのように思っている人もありますが、これは決して
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
寂
常用漢字
中学
部首:⼧
11画
滅
常用漢字
中学
部首:⽔
13画
為
常用漢字
中学
部首:⽕
9画
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
“寂滅”で始まる語句
寂滅
寂滅相
寂滅世界
寂滅無常
寂滅爲樂