“孥”の読み方と例文
読み方割合
ど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
北条霞亭は辛巳の歳に東に召された時、初は単身入府し、後更に孥(ど)を将(ひきゐ)て徙(うつ)つた。前の江戸行は四月十三日に命ぜられて、六月の初に江戸に著したらしい。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
文政四年四十二歳で福山に仕へ、直ちに召されて江戸に至つた。此年辛巳の春杪(しゆんせう)夏初(かしよ)には、狩谷棭斎が子を携へて江戸を発し、霞亭が孥(ど)を将(ひきゐ)て江戸に入つたのである。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それは霞亭が東に召された時初より孥(ど)を将(ひきゐ)て徙(うつ)つたとなした事である。実は霞亭は初め単身入府し、尋で一旦帰藩し、更に孥を将て東徙した。此事は夙(はや)く浜野氏が親くわたくしに語つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)