“孔賓”の読み方と例文
読み方割合
こうひん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……その宋江はまた、彼のはなしによって孔家のあるじはすでに亡く、孔家はつぶれ、兄の孔明こうめい、叔父の孔賓こうひん、みな青州奉行の獄中にとらわれているなどの仔細しさいを聞いては
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ところが彼らの叔父にあたる孔賓こうひんというのが、青州城内で店舗てんぽを持っていたので、るいはこの叔父に及び、孔賓は以来、官の手に捕われて、奉行所の一牢にぶち込まれている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「炎の下から、獄中の孔賓こうひん孔明こうめいの二名は無事に救い出しました。また奉行ぶぎょう慕蓉ぼようの一家は、みなごろしにいたし、あとは領民の混乱ですが、目下、それを鎮撫中ちんぶちゅうであります」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)