“嬉遊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゆう80.0%
キユウ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おびただしい序曲やドイツ舞曲やセレナーデや、嬉遊きゆう曲の中から、最も優れたものをいくつか挙げてみる。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)
例へばちょうといへば翩々へんぺんたる小羽虫しょううちゅうの飛び去り飛び来る一個の小景を現はすのみならず、春暖ようやく催し草木わずかに萌芽ほうがを放ち菜黄さいこう麦緑ばくりょくの間に三々五々士女の嬉遊きゆうするが如き光景をも聯想せしむるなり。
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
明后ニ従ッテ嬉遊キユウ層台ソウダイニ登ッテ情ヲタノシム
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)