“嫌疑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんぎ93.1%
うたがい5.6%
うたがひ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
惣太はかおの色を失って荷田の手を押し払って、それを拾い取って懐中へじ込もうとしますから、いよいよ嫌疑けんぎが深くなるわけです。
大菩薩峠:05 龍神の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
謀反の嫌疑うたがいがかかっております! 妹思いの優しい兄様がよもやだいそれたそんな事をたくらんでいようとは思われず
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
待伏まちぶせして切害せつがいし死骸のそばかしやつた扇子を落しておき鐵扇てつせんに杉田三五郎と名前が彫刻付ほりつけて有しゆゑ夫に嫌疑うたがひかゝるを三五郎も承知して暫時しばらくうち金兵衞を殺したになつて居たが是は鐵扇てつせんだいだと百兩の金を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)