“媾曳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいびき85.0%
あひびき6.7%
あいび5.0%
あひゞき1.7%
ランデブウ1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして私はこれからのち、当分の間、毎晩その通りの散歩を繰返せばいいのだ。あの空家で彼女と媾曳あいびきすることだけを抜きにして……。
冗談に殺す (新字新仮名) / 夢野久作(著)
朝の御講に詣づるとては、わかい男女夜明まへの街の溝石をからころと踏み鳴らしながら、御正忌めえらんかん…………の淫らな小歌に浮かれて媾曳あひびきの楽しさを仏のまへに祈るのである。
水郷柳河 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
闇に浮かぶ船長の大きい朦朧もうろうとした姿をながめ、さらに彼があたかも媾曳あいびきの約束を守る人がぼんやりと物を考えているような姿で立っているのを見たとき
朝の御講にまうづるとては、わかい男女をとこをんな夜明まへの街の溝石をからころと踏み鳴らしながら御正忌めえらんかん…………の淫らな小歌に浮かれて媾曳あひゞきの樂しさを佛のまへに祈るのである。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
「今朝が最初の媾曳ランデブウだつたのさ」
不器用な天使 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)