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媾曳
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あひびき
ふりがな文庫
“
媾曳
(
あひびき
)” の例文
朝の御講に詣づるとては、わかい男女夜明まへの街の溝石をからころと踏み鳴らしながら、御正忌
参
(
めえ
)
らんかん…………の淫らな小歌に浮かれて
媾曳
(
あひびき
)
の楽しさを仏のまへに祈るのである。
水郷柳河
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
ところが、若しも、そんな
媾曳
(
あひびき
)
を仲間の者に発見されると、忽ち、可憐な恋人は「神様のいけにえ」に供されるのか、大勢の熊や狼に囲まれて、森の中に担ぎ込まれてしまふのであつた。
山男と男装の美女:ミツキイのジヨンニイ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
だから彼は余儀なく計画を秘密裡に運んだものと見える。オーブレイが錯雑した彼の経路を怠なく探索してゐるうちに、やがてふたりのあひだに
媾曳
(
あひびき
)
の約束が取り交されたことが判つて来た。
吸血鬼
(新字旧仮名)
/
ジョン・ウィリアム・ポリドリ
(著)
男優A 男と
媾曳
(
あひびき
)
の最中……。
職業(教訓劇)
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
媾
漢検1級
部首:⼥
13画
曳
漢検準1級
部首:⽈
6画
“媾曳”で始まる語句
媾曳宿
媾曳橋