“太原”の読み方と例文
読み方割合
たいげん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太原たいげんの人、王子珍、父母の勧めにより、定州の辺孝先先生に学ばんとて旅立った。辺先生は漢代高名の大儒で、孔子歿後ただ一人と称せらる。
太原たいげん雪斎和尚は、今川家にすれば、黒衣の軍師であり、元康にとっては、幼少から薫陶くんとうをうけた学問兵法の師であった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
隴西ろうせい李白りはく襄陽じょうよう杜甫とほが出て、天下の能事を尽した後に太原たいげん白居易はくきょいいで起って、古今の人情を曲尽きょくじんし、長恨歌ちょうこんか琵琶行びわこうは戸ごとにそらんぜられた。
魚玄機 (新字新仮名) / 森鴎外(著)