“太上天皇”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおきすめらみこと50.0%
おおきみすめらみこと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この御製歌は天平勝宝五年五月はじめて輯録しゅうろくされたから、孝謙天皇の御代になって居り、従って万葉集には元正天皇を先太上天皇おおきすめらみことと記し奉っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大宝二年(文武)に太上天皇おおきすめらみこと(持統)が参河みかわに行幸せられたとき、長忌寸奥麿ながのいみきおきまろ(伝不詳)の詠んだ歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
石上卿いそのかみのまえつきみの作ったものであるが、作者の伝は不明で、行幸せられた天皇も、荒木田久老ひさおいは、大宝二年太上天皇おおきみすめらみこと(持統天皇)が三河美濃に行幸あった時、近江にも立寄られたのだろうと云っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)