“おおきすめらみこと”の漢字の書き方と例文
語句割合
太上天皇100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この御製歌は天平勝宝五年五月はじめて輯録しゅうろくされたから、孝謙天皇の御代になって居り、従って万葉集には元正天皇を先太上天皇おおきすめらみことと記し奉っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
大宝二年(文武)に太上天皇おおきすめらみこと(持統)が参河みかわに行幸せられたとき、長忌寸奥麿ながのいみきおきまろ(伝不詳)の詠んだ歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
聖武天皇の天平てんぴょう十八年正月の日、白雪が積って数寸に至った。左大臣橘諸兄たちばなのもろえが大納言藤原豊成ふじわらのとよなり及び諸王諸臣をて、太上天皇おおきすめらみこと(元正天皇)の御所に参候して雪をはろうた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)