“太上”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だじょう42.9%
だいじょう28.6%
たいじょう14.3%
だじやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところで孝謙こうけん天皇即位の頃には、太上だじょう天皇(聖武帝)は七堂伽藍がらん東西両塔を建立こんりゅうされ、善美をつくした伽藍が現出し、つねに一千の僧侶そうりょを住せしめた。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
太上だいじょう天皇のおん前ではあったが、おもておかして善信の死罪はいわれのない暴刑であると論じ立てたのである。——しかし彼は吉水の味方でもなく叡山の味方でもなかった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
観ずるは見るがためではない。太上たいじょうは形を離れて普遍の念に入る。——甲野さんが叡山えいざんに登って叡山を知らぬはこの故である。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
後三條天皇は御在位わづか四年にして、御位を白河しらかは天皇に譲られたが、太上だじやう天皇となり給うた後、猶ほ政治を親裁あらせられようとする思召おぼしめしがあつたが、御譲位後わづか五箇月にして崩ぜられた。
二千六百年史抄 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)