“天主”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てんしゅ37.5%
デウス31.3%
でうす18.8%
てんしゆ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それを何ぞや天主てんしゅともあろうに、たとい磔木はりきにかけられたにせよ、かごとがましい声を出すとは見下みさげ果てたやつでございます。
おしの (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
天主デウスを口にとなえることはおろか、刀のつばの裏に、十字に似た模様が彫ってあっただけでさえ、逆磔さかはりつけになった侍がありまする。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
がかうなつて見れや此れや此国に切支丹が容れられなかつたと云ふなあ、それが結局天主でうすの御所存ぢやつたのかも知れんてな。
何しろ相手の騎士の上には、天主てんしゆ冥護みやうごくははつてゐるから、毒竜も容易に勝つ事は出来ない。毒竜は火を吐きかけ、吐きかけ、何度も馬のくらへ跳り上る。
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)