“大賭場”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおとば66.7%
おほとば33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あにい、洛北の岩倉村に大賭場おおとばがあるんだが、ひとつ、かついで行かねえか、いい銭になるぜ」
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「ふふむ、あの浪人者か。山の大賭場おおとばへ割りこんで、素ッ裸に、取られたっていうなあ」
無宿人国記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
まは歩行あるきけるに斯る惡黨あくたううんの向事ありしにや三度に二度は必らずかちて少しく懷中ふところあたゝまりしかば彌々いよ/\能事よきことに思ひ追々大賭場おほとばへも立入博奕ばくちの仲間に入たりけり然るに六月すゑより七月へかけて四五度つゞけて打負うちまけしより又々大いに困窮こんきうなし一時勝たるせつこしらへし夫婦の衣類いるゐは申に及ばず家財かざい道具だうぐ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)