“大擂”の読み方と例文
読み方割合
だいらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
突兀とっこつそびえている山の絶頂に、ひとりの敵が立って大擂だいらいを吹いている。……ぼ——うっ……ぼうううっ……と何を呼ぶのか、大擂の音は長い尾をひいて、陰々と四山にこだましてゆく。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼方の峰、こなたの山、大擂だいらいの音や金鼓のひびきが答え合って聞えるのである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)