大悠たいゆう)” の例文
弓もつるを懸けたままでおくと、そのままゆるんでまいります。大山たいざんへ坐るには大悠たいゆうなれという通り、時には、御放心も必要でしょう。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分は失望した。Hさんに責任を忘れるような軽薄はなかった。しかしこちらの予期通り律義りちぎにそれを果してくれないほどの大悠たいゆうはあった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
Hさんのような大悠たいゆうな人から見たら、春休みも夏休みも同じ事なんだろうけれども、内側で働いている自分達の眼には、夏休みといえば遠い未来であった。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)