“外洋”の読み方と例文
読み方割合
そとうみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことに瀬戸内海のように外洋そとうみとの通路がいくつもあり、内海の中にもまた瀬戸が沢山あって、いくつものなだに分れているところでは
瀬戸内海の潮と潮流 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
その上、とがめられたのが好都合になって様々の好誼こうぎをうけ、行手の海の難処なども懇篤に教えさとされ、鄭重ていちょうなる見送りをうけて外洋そとうみへと漕出した。
マダム貞奴 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
試みに風ぎたる日、いわの上にたたずんで遠く外洋そとうみの方をながむる人は、物凄き一条のうしおが渦巻き流れて、伊豆の方へ向って走るのを見ることができましょう。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)