“壮丁”のいろいろな読み方と例文
旧字:壯丁
読み方割合
そうてい66.7%
わかもの20.0%
さうてい6.7%
わかいしゅ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
孔明はかねてから新野しんやの戸籍簿を作って、百姓の壮丁そうてい徴募ちょうぼしておいた。城兵数千のほかに、農兵隊の組織を計画していたのである。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼方かなたの馬舎の横に、馬や従者をのこして大股にやって来た柴進さいしん。すでに壮丁わかものから、宋江の名は聞いていたものとみえ、ただちに
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
独逸では戦争から起る人口の減少を気遣つて、戦線に立つてゐる元気な壮丁さうていに、時々休暇ひまを呉れて郷里くにに帰らせ、婦人をんなと見れば無差別に子種を植付うゑつけようとしてゐる。
「どうしても、粒ヨリな人間七、八人の結束はる。お宅の雇人や壮丁わかいしゅなど、何十人いても、役には立たん」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)