“塵捨場”の読み方と例文
読み方割合
ごみすてば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
東京市の道路は甚乱雑汚穢おわいなり。此を攻撃する新聞社の門前は更に乱雑塵捨場ごみすてばの如し。門に入り戸を開けば乞食も猶鼻をおおうべし。
偏奇館漫録 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
そうしてその土蔵の背後に在る畠境いの塵捨場ごみすてばには、珍らしい缶詰の殻や、西洋菓子の空箱や、葡萄酒の瓶なぞがアトからアトから散らかるようになった。
巡査辞職 (新字新仮名) / 夢野久作(著)