“垂跡”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すいじゃく66.7%
すゐしやく33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
住吉すみよしの神、この付近の悪天候をおしずめください。真実垂跡すいじゃくの神でおいでになるのでしたら慈悲そのものであなたはいらっしゃるはずですから」
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一度この鐘楼に上ったのであったが、じるに急だし、汗には且つなる、地内はいずれ仏神の垂跡すいじゃくに面して身がしまる。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
蒲原郡かんばらごほり伊弥彦山いやひこさん(弥一作夜)伊弥彦社いやひこのやしろを当国第一の古跡こせきとす。まつるところの御神は饒速日命にぎはやひのみことの御子天香語山命あまのかごやまのみことなり。 元明天皇げんみやうてんわう和銅わだう二年の垂跡すゐしやくとす。
さればこそみこともこゝに垂跡すゐしやくまし/\たれ。此御神の縁起えんぎあるひ灵験れいげん神宝じんはうるゐ記すべき㕝あまたあれどもしばらくこゝにはぶく