“垂加”の読み方と例文
読み方割合
すいか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これに儒教と神道との化合したる鉄案にあらずや。もしそれ山崎闇斎が吉川流の神道しんとうを儒教に応用し、みずから垂加すいかと号したるが如き、また以てその系統の如何いかんを察すべし。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
式部は越後の人で垂加すいか流の神学軍学をよくしたが、その説くことが皇室を尊崇しするどく幕府を難ずるので、ついに捕縛されたうえ、同じ七月には式部とは共謀の嫌疑で十七人の公卿くげも罰せられた。
艶書 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)