地球儀ちきうぎ)” の例文
この部屋には、また、小型の極く新らしい、音のいゝピアノがあり、その外、油畫の畫架ぐわかや一對の地球儀ちきうぎなどがあつた。
地球儀ちきうぎ眼玉めだま
とんぼの眼玉 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「これは!」と私は、この地方の口吻こうふんで叫んだ。「地球儀ちきうぎの帽子だ(何のことやらさつぱり分らぬ)。」
そのローウッドの監督(この婦人は監督であつたが)は一つの卓子テエブルの上に置かれた一組の地球儀ちきうぎの前に坐つてから、自分のまはりに上級生を集めて、地理の授業をし始めた。