“地柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じがら50.0%
とちがら50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
地柄じがら縞柄しまがらは分らぬが、いずれも手織らしい単放ひとえすそみじかに、草履穿ばきで、日に背いたのはゆるやかに腰に手を組み、日に向ったのは額に手笠で、対向さしむかって二人——年紀としも同じ程な六十左右むそじそこら婆々ばば
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
流れの岸には紅楓もみじたぐいを植えそのほかの庭樹には松、桜、梅など多かり、栗樹くりなどのまじわるは地柄とちがらなるべし、——区何町の豪商が別荘なりといえど家も古び庭もやや荒れて修繕つくろわんともせず
わかれ (新字新仮名) / 国木田独歩(著)