“国府津”のいろいろな読み方と例文
旧字:國府津
読み方割合
こうづ82.5%
こうず12.5%
こふず2.5%
こふづ2.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いくら然るべき事情があったって、ちょいと国府津こうづまで行くだけなら、何も手巾ハンケチまで振らなくったって好さそうなもんじゃないか。」
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
国府津こうずまで来て、そこで岸本は代々木と志賀とに別れを告げた。やがてこの友人等の顔も汽車の窓から消えた。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
二十年来の知己横山天涯君統計好きの乾びた頭にも露の情けの湿はあつて同車して国府津こふずまで見送られお蔭で退屈を免れたのは嬉しかつたが
旅日記:東海道線 (新字旧仮名) / 二葉亭四迷(著)
汽車が国府津こふづへ着くと、小田原の町長を始め、講演会のきもいり達はそこのプラツトホームに仏手柑ぶしゆかんや馬鈴薯のやうな顔を並べて突立つてゐた。