“困苦”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こんく55.6%
くるしみ22.2%
くるしめ11.1%
コンク11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わづかに其地をれば味ひならず、その味ひ美なるものは北海より長江ちやうかうさかのぼりて困苦こんくしたるのにあたれるゆゑならん。うを急浪きふらう困苦くるしめば味ひかならず甘美うまきもの也。
そこに眠りと安息があって、困苦くるしみの結末がつけられるではないか。と、彼女はその流れに惹きよせられるのを感じた。
小さきもの (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
わづかに其地をれば味ひならず、その味ひ美なるものは北海より長江ちやうかうさかのぼりて困苦こんくしたるのにあたれるゆゑならん。うを急浪きふらう困苦くるしめば味ひかならず甘美うまきもの也。
サラニ又 オドロクヲ要セズ 孝子 仁者 純朴ノ善民 マタ清廉セイレンニ至リテハ コレウヤマイ愛スルモ 誓ッテ是ヲ困苦コンクセシメズ ウ善大衆ヨ 御身等オンミラハタダソノ天誅テンチュウヲ見 ソノ職ニ安ンジ居ラレヨ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)