“団子坂”の読み方と例文
旧字:團子坂
読み方割合
だんござか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねてからわが座敷の如何いかにも殺風景なのを苦に病んでいた彼は、すぐ団子坂だんござかにある唐木からき指物師さしものしの所へ行って、紫檀したん懸額かけがくを一枚作らせた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すぐ向うの腰掛には会社員らしい中年の夫婦が十歳くらいの可愛い男の子を連れておおかた団子坂だんござかへでも行くのだろう。
障子の落書 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
白山上は団子坂だんござかから来た道、水道橋すいどうばしから来た道、高崎屋の方から来た道と、三つが一緒になって板橋へ延びています。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)