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懸額
ふりがな文庫
“懸額”の読み方と例文
読み方
割合
かけがく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かけがく
(逆引き)
兼
(
かね
)
てからわが座敷の
如何
(
いか
)
にも殺風景なのを苦に病んでいた彼は、すぐ
団子坂
(
だんござか
)
にある
唐木
(
からき
)
の
指物師
(
さしものし
)
の所へ行って、
紫檀
(
したん
)
の
懸額
(
かけがく
)
を一枚作らせた。
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
寧
(
いつ
)
そ
贋物
(
がんぶつ
)
で辛抱したら、格安に出来上るだらうと、
懸額
(
かけがく
)
から、軸物、屏風、
床
(
とこ
)
の置物まで
悉皆
(
すつかり
)
贋物
(
がんぶつ
)
で取揃へて、書斎の名まで
贋物堂
(
がんぶつだう
)
と名づけて納まつてゐた。
贋物
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
それは今の
名勝
(
めいしょう
)
絵葉書の如く、シネマ俳優の肖像の如く
盛
(
さかん
)
に作られ、そして、それは逆に外国に輸出されたり、あるいは散髪屋風呂屋の
懸額
(
かけがく
)
として愛用されたり、品の悪い柱がけとして用いられたり
楢重雑筆
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
懸額(かけがく)の例文をもっと
(6作品)
見る
懸
常用漢字
中学
部首:⼼
20画
額
常用漢字
小5
部首:⾴
18画
“懸”で始まる語句
懸
懸念
懸想
懸隔
懸崖
懸合
懸命
懸引
懸物
懸値
“懸額”のふりがなが多い著者
小出楢重
薄田泣菫
石川啄木
夏目漱石
吉川英治