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喪章
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もしょう
ふりがな文庫
“
喪章
(
もしょう
)” の例文
ただちに
喪
(
も
)
を発し、泊中の者は頭巾に
喪章
(
もしょう
)
をつけ、また
宛子台
(
えんしだい
)
の上には黒い
喪旗
(
もき
)
が掲げられ——一山、
哀号
(
あいごう
)
のうちに沈みきった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
これは、人間の悲しみと同じように、はかない
喪章
(
もしょう
)
の旗です! 王たちは、なんて静かにまどろんでいるのでしょう!
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
この
喪章
(
もしょう
)
と関係のある球の中から出る光線によって、薄く照らされた
白衣
(
はくい
)
の看護婦は、静かなる点において、行儀の好い点において、幽霊の
雛
(
ひな
)
のように見えた。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
細君が鶴子の為に
母屋
(
おもや
)
の小さな床に
茄子馬
(
なすうま
)
をかざり、黒い
喪章
(
もしょう
)
をつけたおもちゃの国旗をかざり、ほおずきやら
烏瓜
(
からすうり
)
やら小さな栗やら色々
供物
(
くもつ
)
をならべて、
于蘭盆
(
うらぼん
)
の遊びをさせた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それでさ、おかみさんがらすも、やもめになって、黒い毛糸の
喪章
(
もしょう
)
を足につけてね、ないてばかりいるっていうけれど、うわさだけだろう。さあ、こんどは、あれからどんな旅を
雪の女王:七つのお話でできているおとぎ物語
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
幕僚は、その場で皆、
喪章
(
もしょう
)
をつけた。——そして将軍旗の
竿頭
(
かんとう
)
にも、
弔章
(
ちょうしょう
)
が附せられた。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
美しいギリシャの少年が円柱によりかかって、
昔
(
むかし
)
の
威力
(
いりょく
)
を物語る戦勝記念標の高い
旗竿
(
はたざお
)
を見上げています。旗は
喪章
(
もしょう
)
のように垂れさがっています。ひとりの
娘
(
むすめ
)
がそこで休んでいます。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
芝居小屋はしまってしまうし、菓子屋のおかみさんたちは、砂糖菓子の子ブタに、黒い
喪章
(
もしょう
)
をまきつけました。王さまと牧師さんたちは、教会でひざまずいて、神さまにお祈りをしました。
旅の仲間
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
喪
常用漢字
中学
部首:⼝
12画
章
常用漢字
小3
部首:⽴
11画
“喪”で始まる語句
喪
喪心
喪失
喪服
喪家
喪中
喪主
喪旗
喪屋
喪神