“和合神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わがふしん50.0%
わごうじん50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「面白いぢやありませんか、歡喜天といふのは、象の頭で人間の身體の和合神わがふしんですつてね。男體は大荒神おほあらがみで、女體は觀音樣の化身けしん、——その聖天樣の像といふのは、天竺てんぢく傳來の大した御本尊ですぜ」
亀沢町の邸には庭があり池があって、そこに稲荷いなり和合神わごうじんとのほこらがあった。稲荷は亀沢稲荷といって、初午はつうまの日には参詣人さんけいにんが多く、縁日商人あきうどが二十あまり浮舗やたいみせを門前に出すことになっていた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)